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2009年8月

『坂の上の雲』 司馬遼太郎

明治維新をとげ、近代国家の仲間入りをした日本は、息せき切って先進国に追いつこうとしていた。この時期を生きた四国松山出身の三人の男達―日露戦争においてコサック騎兵を破った秋山好古、日本海海戦の参謀秋山真之兄弟と文学の世界に巨大な足跡を遺した正岡子規を中心に、昂揚の時代・明治の群像を描く。

根強い人気のある大長編なので、いつかは読んでみたいと思っていたけれど、大変そうでなかなか踏み切れず先延ばししてきました。しかし、読み始めてしまえば後は勢いで何とかなりました。歴史の知識が不足していて、日露戦争のことは詳しく知らなかったかけれど、日本にとって大きな転換期だったということがよくわかりました。事実に基づいた話とはいえ、著者の想像も入っているはずなのに全く違和感を感じませんでした。さすが大作家です。明治時代の日本人観も伝わってきました。この時代に生きる人にとって国家というものは、今と随分違うということを感じました。

この秋からドラマも放送されるらしいですが、こんな壮大な出来事を再現することができるのだろうか、ちょっと驚きでもあり、楽しみです。

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『鷺と雪』 北村薫

第141回直木賞受賞作品

時代は昭和十年前後、名家のお嬢様、花村英子が遭遇するミステリー。「不在の父」「獅子と地下鉄」「鷺と雪」の三編連作。

お嬢様の推理物語というと、ありがちな設定なので目新しさは感じませんが、戦前の昭和の時代背景に興味が惹かれました。東京の昔の様子が分かり、楽しく読むことができました。銀座線はこの頃開通したとか、三越のライオンに秘密があったとか、etc・・・。著者が丹念に調べたことが伺えます。文章もきれいで、読みやすかったです。

読み終わってから知りましたが、これはシリーズもの(ベッキーさん)の一つらしいです。

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NHKの世論調査

22日夜に「NHKの世論調査」ということで、もしもしホットラインという会社から電話がありました。調査は東京○○選挙区にお住まいの方へというふうにかかってきて、ニュースで放送している以外にも設問があって、立候補者の認知度や誰に投票する予定かなど、12~13問くらいありました。ちょうど暇だったのと、こういう電話世論調査は初めてだったので、興味もあって受けてみました。

NHKが行った世論調査によりますと、30日に投票が行われる衆議院選挙に投票に行くか聞いたところ、「必ず行く」と答えた人は、前回・4年前の衆議院選挙の同じ時期の調査と比べて3ポイント上がって70%となりました。

NHKは、今月21日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは2588人で、このうち66%にあたる1695人から回答を得ました。(以下省略)

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『星の王子さま』 サン・テグジュペリ

「たいせつなことはね、目に見えないんだよ・・・」

説明不要の名作、あまりに有名で、いつかいつかと思っていたら読む機会を失って後回しにしてました。ちょうど読みたいものが浮かばないところに、ふと思い出して迷わず手に取りました。いろんな訳が出版されているようですが、米国版オリジナルにしてみました。

独特の語りかけ、大したストーリーでもないのに不思議な魅力を持った物語でした。心がふんわりしてくる感じになります。これはやはり子どもの時に読んでおくべきでした。

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『米国経済崩壊後の日本再生シナリオ』 宇野大介

「金融鎖国」に続いて、宇野さんの本を読みました。内容的には同じ主張ですが、こちらの方がより具体的に踏み込んでいるように感じました。経済という視点から政治にもつながる話です。日本はアメリカ離れをして、自立しろということですね。

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『金融鎖国』 宇野大介

久しぶりに経済関係の本を読みました。著者は三井住友銀行のチーフストラテジストとして活躍されています。株式番組に時々登場することで名前を覚えましたが、自分の意見がぶれない冷静な判断をする人だと思います。どちらかというと、悲観的な?慎重派でしょうか。当たる当たらないは別として、筆者の考え方は独特なので興味深いです。

2011年の円相場は1ドル50円という強烈な想定をされていて、日本の進むべき道という提言は共感できる部分も多いですね。

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